BELONG MAGAZINE


フリーペーパーBELONG MAGAZINEBoys Age、そして名古屋のバンドtigerMosのレビューを寄稿させていただきました。その際、BELONG主宰のyaboriさんとやり取りした内容を記録しておきます。



BELONG(yabori): tigerMosというバンドがなぜBELONGにふさわしいと思ったのでしょうか?

tigerMos 2015/5/2伏見jammin①

SYNC4: リニューアルで強調されたBELONGの傾向として、過去、現在、日本、海外がますます自然にシームレスになったと思います。掲載ミュージシャンは、井の中の蛙ではない、ちゃんと世界を、歴史を俯瞰した人たちだと思います。


BELONG(yabori): なるほど! 前回のYOUTHWAVEで取り上げたミュージシャンはそれにあたる気がしますね。


SYNC4: tigerMosは帰国子女で英語がごく自然ですし、絶えず世界の最新の音楽シーンをチェックしています。かつ地方発でまだ知られていないがクオリティーは高く、音楽好きの間で静かに浸透する可能性が高い。
tigerMos 2015/5/2伏見jammin②

  話がずれますが、ご存知のように英米では音楽雑誌がほぼ消滅し、ファッション誌くらい。独自の路線を貫くならフリーペーパーとWEBが一番。今後の流れを見据えた方針だと思います。ヴァイナル特集の内容もいい意味でファッション誌的というかカジュアルに読者の生活に寄り添うようです。

  また、何より最高なのが、誰もが知っているミュージシャン、アジカンやCharaの起用を臆さない姿勢です。地方インディーの動きを扱うメディアは大物を載せることでひよったと思われるのを恐れます。しかしキッズの入り口として、また音楽から一旦離れた大人にも興味を持たせるため、今回の両表紙は、繰り返しますが、最高です。


BELONG(yabori): ありがとうございます!自分たちのルーツに正直でいたいということと、アーティストとのつながりを可視化したいという気持ちもあります。実は僕、Charaは世代的に離れていたので、ほとんど触れる機会がなかったんですよ。でもTHE NOVEMBERSがCharaとコラボした時に、ライブを見る事ができて。その時に改めて聴くと、ミュージシャンとして素晴らしいなと思って。さらにTHE NOVEMBERSからCharaを直に紹介して頂いたので、そのつながりを大事にしたいなと思って取り上げさせていただいたんです。


SYNC4:ただ、すでに資本投下されたメディアだと誤解されてしまうリスクはありますよね? お恥ずかしい、かつ大変申し訳ないのですが私も最初はそう思っていました。しかし、よくよく読み、調べてみると、完全にインディペンデントでやっていらしゃるようで、内容も踏まえて「このメディアは信頼できる」と思い、実際にyaboriさんにお会いしてより確信しました。


BELONG(yabori): ありがとうございます。BELONGは取材したバンドから、また新しいバンドを紹介してくれて取り上げる、というパターンが多いんですよね。実際に踊ってばかりの国の下津くんからHAPPYの事を教えてもらったり、Veni Vidi Viciousの入江さんからNOWEARMANを紹介してもらったり。テレフォンショッキングみたいな感じですけど、それが誌面になっていますね。

 BELONGのやりたいことを突き詰めると、メディアが媒介となって、アーティスト同士のコミュニティー作り。それが究極のテーマになると思います。例えば、SNOOZERの対談がきっかけでアジカンとASHがナノムゲンフェスで共演するとか。メディアをやってて、それほど素晴らしい事って他にないと思うんですよね。


SYNC4: 結局は”人と人とのつながり”が大切ですものね。たぶん若いころのタナソーさんも、きっと同じような情熱とスタンスをお持ちだったのではないでしょうか。もちろん今でもお元気ですが。


BELONG(yabori): 僕も休刊になるまでずっとSNOOZERだけは読み続けていたし、今でもタナソーさんからは刺激をもらってますね。BELONGはRoots Rock Mediaというコンセプトがありますけど、当初はアーティストのルーツを遡って聴いていったら広がりが生まれて、音楽を聴く楽しみができるんじゃないかと思ってたんですよ。でも続けてやってみるとそれ自体、素晴らしい事には変わりないと思うんですけど、自分のやりたかった事としては通過点に過ぎなくて。最近、本当の目的はアーティスト間のコミュニティづくりなのかなって思うようになりました。これが今後のテーマになるのではないかと思っています。


SYNC4:メディアって本来、媒体、中間物、それを介して何かが伝わったり、つながったりするものですし、BELONG(ビロング)は所属するという意味、つまり所属する場所を作っていくんですね!


BELONG(yabori): そうですね。でも最初は皮肉でBELONGってタイトルを付けたんですよ。


SYNC4: え? そうなんですか!?


BELONG(yabori): 僕らはインディペンデントで音楽誌を出すと決めていたんで、出版社や会社とか、どこにも所属する気がなかったし、BELONGのみんなとはTwitterを通じて出会っているんで、所属するという事や地理的な場所とは無縁だったんですよ。なので最初は皮肉を込めつつ、BELONGにしたんですけど、それが一周して自分たちがアーティスト同士の場所を作るって事になりそうで、不思議なものですね。今回はインタビューありがとうございました。今後も刺激を与え合うことができる関係でいたいと思います。


SYNC4: こちらこそ今回は貴重なお話をありがとうございました! 今後ともよろしくお願いします!



BELONG主宰yabori(@boriboriyabori) twitter