Their name means "Rest of Our life is one hundred" . Japanese Young alternative rock band.
初の流通盤『二十二世紀からの手紙』をリリースし、自主企画を控える余命百年にインタビューした。
MV「テンプテーション・ダンス」は、80年代ファンク・ディスコを90年代以降のオルタナティヴ・ロックの感性で再解釈したかのようで、メロディーからは70年代の伝統的なフォークの香りが漂う。一聴、物憂げな雰囲気の底からは、しかし熱いソウルを感じる。逸材だ。
Temptation Dance
1 3人時代の、サイケデリック、プログレッシヴな音楽性から、ギターの石井さやかさん加入後、よりシューゲイザー、オルタナティヴ色が強まったように感じますが、いかがでしょうか? それによってメロディーの良さがより浮き彫りになっていると感じます。
A__・vo.gt. やまのは
3人の時は、当たり前だけど今よりも音が少なくて。曲も今よりリフレインの要素が強くて、ファズの音も多かった。それがサイケデリックとかアングラっぽいとかの印象を与えていたのだと思います。あと、僕の髪の毛も長かったので。
ただ、段々メジャーコードを多く使ったり、歌のメロディーをもっと意識した曲作りをするようになって。だから石井の加入後に変化したというよりも、変化するにあたって彼女のオルタナティヴなセンスが必要になったというのが正しいです。あと、僕の髪の毛も短くなったので。
2 新曲にしてタイトル曲「二十二世紀からの手紙」では、より音数を減らし、ミニマルなポスト・ロックへ向かっているようにも感じました。またピアノ弾き語りの「ドキュメント (piano ver.)」では、はっぴいえんどから日本の歌謡曲、ロックに引き継がれていった伝統的なメロディーを感じます。つまり、「漫画のように刺激的で即物的な表現から、受け手の解釈にまかせる抽象的な音楽へ変化した」ように感じました。
A__・vo.gt. やまのは
「二十二世紀からの手紙」も「ドキュメント piano ver.」にしても、1番大事にしたのは歌詞です。どちらも音数が少なく、言葉がもともと持っているメロディとリズムがすごく目立つ曲なので、そこは意識しました。
僕は漫画も、受け手の解釈にまかせる抽象的なものだ、と感じます。また、変化を拒むと次第に時代に流されていくものだ、とも感じます。
余命百年は確かに変化しました。転がる石よりも、苔生していく岩の方が僕には魅力的に映ります。そうなりたいとも思います。日本人だからかな。
3 余命百年の楽曲から、イギリスの90年代以降のオルタナティヴ・ロックも、黒人音楽のR&B、ファンク、それを受け継いだ80年代のニューウェイヴ、ディスコの要素も感じますし、日本の70年代フォーク、90年代以降のJ-POPの良さも感じます。
A__・vo.gt. やまのは
挙げられたジャンルの中で、僕が1番造詣が深いのは日本の70年代フォークですね。その中でも特に西岡たかしさんとか、早川義夫さんとか、バンドで活動してる人は高校時代よく聴いてた。しかもこの人たちって、言葉がほんとに強いんですよ。例えば、"君は誰なんだ"なんて曲名、普通考え付かない。
僕、作曲するときは、頭にあるものをなるべくそのままの形で声とか楽器に落とし込む様にしてるんですけど、作ったものをアレンジするときはまた違って。アレンジの際はどれだけ分母を増やせるかってことを考えます。その分母が、色々な要素を感じられる部分になっていたら嬉しいです。
4.メンバーの皆さんのルーツである音楽、あるいは今よく聴いている音楽、あるいは音楽ではないけど影響を受けたアート、出来事などありましたら教えていただけるとうれしいです。
A__
・vo.gt. やまのは
ばあちゃんの家にあったカワイの古いピアノで、母が「エリーゼのために」を弾いていたのをよく記憶してます。子供ながらにしても、とても下手だと感じた。これでいいんなら、と思ってピアノを弾くようになりました。今思えば、大きな出来事だったかなぁと。
影響を受けたのはドラえもん。
・ba. 石成将
今回のアルバム制作において影響を受けたアーティスト、及びアルバムを挙げてみます。
・dr. 田口ロングアーム
たまたまtoeというバンドを聴いた時に「うわっ!歪んでない!」って思ったんです。今まで歪んだギターサウンドの音楽しか聴いてこなかったからちょっと最初は物足りなかったんです。でも、聴いてくうちにどこかクールなようで激情的で「歪まなくてもこんなエモーショナルな演奏ができるんだ!」と感銘をうけました。
それからポストロックを色々漁るようになりました。最近はTortoise や battlesなどを聴いています。
・gt.vo. 石井さやか
中学生の頃に、音楽の授業でアコギを弾いてから自分が思っていた以上にギターにはまってしまい、ズルズルと現在に至ります。私は音楽とか漫画とか全然詳しくなくて… はまったらやらないといけない事をそっちのけで熱中しちゃうタイプだったので、特に漫画とかは目に入れないようにしてました。なので、何がルーツかと言われると正直自分でもよく分からないです…。ここ数年で自分が影響されているなと感じるのは、OGRE YOU ASSHOLEやウリチパン郡、くるりなどで主に日本のバンドが多いですね。
「二十二世紀からの手紙」発売記念自主企画
2015年10月19日(月) 京都METRO
「二十二世紀からの手紙」発売記念 余命百年自主企画 "第七回おとむらい"
◆出演◆
THE FULL TEENZ / 内村イタル / うみのて / メシアと人人 / 余命百年
OPEN 18:00 START 18:30 前売¥2000(Drink別) 当日¥2500(Drink別)
2015年10月27日(火) 渋谷WWW
「二十二世紀からの手紙」発売記念 余命百年自主企画 “第八回おとむらい”
◆出演◆
おとぎ話 / うみのて / / 余命百年
OPEN 18:00 START 19:00 前売¥2000(Drink別) 当日¥2500(Drink別)
初の流通盤『二十二世紀からの手紙』をリリースし、自主企画を控える余命百年にインタビューした。
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余命百年(Yomei Hyakunen) |
MV「テンプテーション・ダンス」は、80年代ファンク・ディスコを90年代以降のオルタナティヴ・ロックの感性で再解釈したかのようで、メロディーからは70年代の伝統的なフォークの香りが漂う。一聴、物憂げな雰囲気の底からは、しかし熱いソウルを感じる。逸材だ。
Temptation Dance
1 3人時代の、サイケデリック、プログレッシヴな音楽性から、ギターの石井さやかさん加入後、よりシューゲイザー、オルタナティヴ色が強まったように感じますが、いかがでしょうか? それによってメロディーの良さがより浮き彫りになっていると感じます。
A__・vo.gt. やまのは
3人の時は、当たり前だけど今よりも音が少なくて。曲も今よりリフレインの要素が強くて、ファズの音も多かった。それがサイケデリックとかアングラっぽいとかの印象を与えていたのだと思います。あと、僕の髪の毛も長かったので。
ただ、段々メジャーコードを多く使ったり、歌のメロディーをもっと意識した曲作りをするようになって。だから石井の加入後に変化したというよりも、変化するにあたって彼女のオルタナティヴなセンスが必要になったというのが正しいです。あと、僕の髪の毛も短くなったので。
2 新曲にしてタイトル曲「二十二世紀からの手紙」では、より音数を減らし、ミニマルなポスト・ロックへ向かっているようにも感じました。またピアノ弾き語りの「ドキュメント (piano ver.)」では、はっぴいえんどから日本の歌謡曲、ロックに引き継がれていった伝統的なメロディーを感じます。つまり、「漫画のように刺激的で即物的な表現から、受け手の解釈にまかせる抽象的な音楽へ変化した」ように感じました。
A__・vo.gt. やまのは
「二十二世紀からの手紙」も「ドキュメント piano ver.」にしても、1番大事にしたのは歌詞です。どちらも音数が少なく、言葉がもともと持っているメロディとリズムがすごく目立つ曲なので、そこは意識しました。
僕は漫画も、受け手の解釈にまかせる抽象的なものだ、と感じます。また、変化を拒むと次第に時代に流されていくものだ、とも感じます。
余命百年は確かに変化しました。転がる石よりも、苔生していく岩の方が僕には魅力的に映ります。そうなりたいとも思います。日本人だからかな。
3 余命百年の楽曲から、イギリスの90年代以降のオルタナティヴ・ロックも、黒人音楽のR&B、ファンク、それを受け継いだ80年代のニューウェイヴ、ディスコの要素も感じますし、日本の70年代フォーク、90年代以降のJ-POPの良さも感じます。
A__・vo.gt. やまのは
挙げられたジャンルの中で、僕が1番造詣が深いのは日本の70年代フォークですね。その中でも特に西岡たかしさんとか、早川義夫さんとか、バンドで活動してる人は高校時代よく聴いてた。しかもこの人たちって、言葉がほんとに強いんですよ。例えば、"君は誰なんだ"なんて曲名、普通考え付かない。
僕、作曲するときは、頭にあるものをなるべくそのままの形で声とか楽器に落とし込む様にしてるんですけど、作ったものをアレンジするときはまた違って。アレンジの際はどれだけ分母を増やせるかってことを考えます。その分母が、色々な要素を感じられる部分になっていたら嬉しいです。
4.メンバーの皆さんのルーツである音楽、あるいは今よく聴いている音楽、あるいは音楽ではないけど影響を受けたアート、出来事などありましたら教えていただけるとうれしいです。
A__
・vo.gt. やまのは
ばあちゃんの家にあったカワイの古いピアノで、母が「エリーゼのために」を弾いていたのをよく記憶してます。子供ながらにしても、とても下手だと感じた。これでいいんなら、と思ってピアノを弾くようになりました。今思えば、大きな出来事だったかなぁと。
影響を受けたのはドラえもん。
・ba. 石成将
今回のアルバム制作において影響を受けたアーティスト、及びアルバムを挙げてみます。
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The Beatles / The Beatles |
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Gang of Four / Entertainment! |
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細野晴臣 / HOSONO HOUSE |
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Toro y Moi / Underneath the Pine |
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bloodthirsty butchers / 未完成 |
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NUMBER GIRL / SAPPUKEI |
・dr. 田口ロングアーム
たまたまtoeというバンドを聴いた時に「うわっ!歪んでない!」って思ったんです。今まで歪んだギターサウンドの音楽しか聴いてこなかったからちょっと最初は物足りなかったんです。でも、聴いてくうちにどこかクールなようで激情的で「歪まなくてもこんなエモーショナルな演奏ができるんだ!」と感銘をうけました。
それからポストロックを色々漁るようになりました。最近はTortoise や battlesなどを聴いています。
・gt.vo. 石井さやか
中学生の頃に、音楽の授業でアコギを弾いてから自分が思っていた以上にギターにはまってしまい、ズルズルと現在に至ります。私は音楽とか漫画とか全然詳しくなくて… はまったらやらないといけない事をそっちのけで熱中しちゃうタイプだったので、特に漫画とかは目に入れないようにしてました。なので、何がルーツかと言われると正直自分でもよく分からないです…。ここ数年で自分が影響されているなと感じるのは、OGRE YOU ASSHOLEやウリチパン郡、くるりなどで主に日本のバンドが多いですね。
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二十二世紀からの手紙 |
「二十二世紀からの手紙」発売記念自主企画
2015年10月19日(月) 京都METRO
「二十二世紀からの手紙」発売記念 余命百年自主企画 "第七回おとむらい"
◆出演◆
THE FULL TEENZ / 内村イタル / うみのて / メシアと人人 / 余命百年
OPEN 18:00 START 18:30 前売¥2000(Drink別) 当日¥2500(Drink別)
2015年10月27日(火) 渋谷WWW
「二十二世紀からの手紙」発売記念 余命百年自主企画 “第八回おとむらい”
◆出演◆
おとぎ話 / うみのて / / 余命百年
OPEN 18:00 START 19:00 前売¥2000(Drink別) 当日¥2500(Drink別)